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京都着物しらべ

花鳥風月

日本人には、古くから四季の花鳥風月を愛でる繊細な感情がありました。
着物でも、季節感をとても大切にします。私は、ふだんは写実的な植物柄の帯が好きですので、この場合はそれを引き立てるよう
無地や縞などの控えめな着物を合わせます。

一方、礼装用の友禅の訪問着などはその柄を「一幅の絵」と考え、
帯は「額装」ととらえて、地紋だけのものや華紋柄などをあわせます。

四季折々の美しい花鳥風月を身にまとう楽しみは、また
風水の開運アクションでもありますし、魂を喜ばせるセラピーでもあるのです。

優しいアプリコット色の地色と、岩に芽生えたシダの葉などが
早春を感じさせる訪問着です。
白鷺の表情も、優しげです。

こちらは、初夏にまといたい訪問着。
勢いよく散る波しぶきの合間を、カモメが飛び交っています。
地色も、爽やかな水色で。

楓の中を、鹿の群れが楽しそうに駆ける姿を、墨絵で表現したもの。
秋の季語でもある鹿と、地色の柿色とで
どっぷりと秋の世界に浸れる訪問着です。

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