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職人さんインタビュー

下駄屋 山本京子さん

第一回は、大正・昭和・平成と三つの時代を生きてこられ、今なお、現役でお店に出ていらっしゃる、山本京子さんにお話をうかがいました。

下駄・草履の鼻緒のすげ替えは、誰にも負けない自信があり、
下駄屋に嫁いで以降、67年間使ってきた、腕の力こぶが自慢と、
明るく笑い声をあげられます。
このおおらかさも、お元気の秘訣でしょう。


*昔話をしていただけますか。
「昭和の始め、私は、町で最初に洋服を着て、自転車に乗ったのよ。」

*モダンガールだったんですね。
「そうそう、大阪の松坂屋で、最初のエレベーターガールでもあったのよ。
二十歳位の頃は、ダンスに夢中で、ダンスホールに通い詰めたの。
でも、その頃は、男の人と歩くのはあかんかったから、
女友達と一緒にダンスホールへ行って、チケットを2枚買って
1枚を、楽団員の人に渡して、踊ってもらったのよ。」

何だか、状況が目に浮かぶような、生き生きとしたお話しぶりです。
70年ほど前のことなのに、山本さんの中では、
今でも鮮やかな記憶となって、いつでもすぐに心によみがえるようです。

*鼻緒のすげ替えや、下駄の修理をお仕事にされたのは、その後のことですか。
「下駄屋に嫁いでから、覚えたのよ。
ても、子供をつれて離婚してしまったけど。」

*当時は、離婚なさったら、今以上に大変だったのではないですか。
「私は、男の人を好きになったらあかん運命みたい。」

91才の方の口から、「男の人を好きになったら」という言葉を聞き、
ちょっと、ドキッとしてしまいました。

*今のお店は、その後のものですか。
「そう。その後、一生懸命お金をためて、自分のお店を出したの。
そして、一人で子供を育ててきたのよ。」

実年齢が信じられないくらい、きめ細かなお肌と、打てば響くように
返ってくる、テンポの良い会話に驚きます。

*何か特別、健康に良いことをされているのですか。
「毎日、好き嫌い無く、たくさんの種類のものを食べます。
朝から、何品種もおかずが並ぶのよ。」

*たとえば、特にお好きな食べ物は?
「煮魚が大好きで、お肉はあまりたべません。
あと、好きなものは、カボチャと納豆。
朝ご飯には、必ずラッキョウと、息子が炊いたチリメンジャコを食べるの。」

★食生活に手を抜かないことも、元気の源なのでしょうね。
どうもありがとうございます。

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